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取引先との理不尽な関係に困っている中小企業は 「下請かけこみ寺」を活用しよう

2012/09/20

企業間で取引を行っていると、さまざまな問題が生じてきます。

特に両社間の企業規模に隔たりがあったり、力関係に差があると、いろいろな理不尽な要求を求められる場合があります。

 

そんな立場の弱い中小企業を守るため、「下請かけこみ寺」という制度があるのをご存知ですか?

迅速な紛争解決が期待できる

 

 

下請かけこみ寺は、中小企業の取引に関するさまざまな悩みに親身に対応し、迅速な解決策を提示するなど、適正な取引を行うための支援を実施しています。

下請かけこみ寺は全国に48箇所(各都道府県と本部)あり、以下の取り組みを行っています。



1)    各種相談への対応

「支払日を過ぎても代金を支払ってくれない」

「『客からキャンセルされたからいらなくなった』と一方的に返品された」

「代金の値引き・減額を要求された」

「期日通りに納品したのに『倉庫がいっぱい』と言って品物を受け取ってくれない」

「仕事の受注の見返りに、取引先の商品の購入を求められた」

「原材料が高騰しているにもかかわらず、単価引き上げに応じてくれない」



中小企業の取引問題に関する上記のようなさまざまな相談に、下請代金支払遅延防止法や中小企業の取引問題に詳しい相談員等が親身に話をうかがい、無料でアドバイス等をします。また、弁護士による無料相談も実施しています。



2)迅速な紛争解決

中小企業が抱える取引にかかる紛争を迅速かつ簡便に解決するため、裁判外紛争解決手続(ADR)を用いて、全国の登録弁護士等が中小企業の身近なところで調停手続等を実施します(費用は無料)。



企業間取引に関して、さまざまな悩みを持つ中小企業は、最寄りの下請かけこみ寺または下請かけこみ寺本部にお問い合わせください。



全国47都道府県「下請かけこみ寺」