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職場の掃除が経営にもたらす影響とは

2012/03/15

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大阪商工会議所が2012年1月に設置した「掃除でおもてなし」研究会が、「掃除、整理・整頓、清潔」活動が企業経営に及ぼす影響について発表しました。

公表された結果は「なかなか片付けられない」という企業の皆さんには少しショックな数字かもしれません。

 

「清掃、整理・整頓、清潔」活動で売り上げが10%向上!?

 

アンケートは大阪府内の企業7,863社に対して行われました。

主な結果としては、自社で清掃活動を行っている企業は89.4%と高く、その目的には「業務・作業効率の向上」が最も多くの答えを集めています(69.9%)。



ではその活動は誰が行っているのでしょうか。

「清掃は自社社員が行っている」が68.4%、「清掃は自社社員と外部委託で行っている」が13.5%と8割強の企業がなんらかの形で自社社員による清掃活動を行っているようです。



多くの企業が作業効率アップを目指して行っているこの清掃活動ですが、実際の効果はいかほどのものなのか。



「清掃、整理・整頓、清潔に関する活動の効果」について尋ねると(複数回答)、「職場の環境・公衆衛生・安全性が向上した」(67.1%)が最も多く、続いて「従業員のモチベーション・モラルが向上した」(44.2%)、「社風の確立、経営方針の定着、企業イメージの向上に役立った」(38.6%)と続いています。



さらに、10.1%の企業で「売上が向上した(新規顧客、取引先の獲得など)」と答えている上に36.7%の企業で「作業・業務効率の向上およびコストの削減が実現した」と続いています。



清潔な職場は気持ちよく仕事をするための最低条件。

売上アップやコスト削減はあくまで結果論でしかないのでしょうが、職場を綺麗に保つ努力は業績を上げるために必須であると言えそうですね。