飲食業

飲食業に携わっている皆様へ 生存競争の激しいこの業界で生き残る方法を教えます。

新規参入の方

開業率、廃業率ともに高いのが飲食業。 つまり参入しやすい半面、うまくいかず廃業する数も多いのです。

多くの起業者は、普段飲食店を利用している分、自分だって繁盛店を作ることができると過信してしまったり、 開業すればすぐに儲かる、と勘違いしている方も多く見られます。 したがって、飲食店開業前に綿密な計画をたて、飲食店開業後は継続して努力し続けることが商売するうえでとても重要であるにもかかわらず、 安易に飲食店開業してしまい、儲からないからと簡単に廃業(諦めて)してしまう方が多いです。

松岡公認会計士事務所では、すべてのお客様が夢を実現し、そして、幸せになってほしいと願っています。 そのため、多少厳しい姿勢を持って、飲食店開業をサポートさせていただいております。

既存店の方

飲食店経営の、売上改善・収益改善で儲かるお店になるには? 心当たりはありませんか?

  • 売上が前年度を下回ることが6ヶ月以上続いている
  • 利益は上がっているのに、いつもお金がない
  • 実際のメニューの原価や店の損益分岐点が分からない

チェックポイント

原価の見直しを行い、適正な原価率に設定しなおしましょう。

原価をコントロールすることは、店長の仕事の中でも非常に重要です。この原価をどれだけコントロールできるかで、利益の幅が全然違ってきます。 そのため、経営者は、原価率をコントロールするよう意識しているはずです。

飲食店の場合、原価率は30%前後が望ましいと言われています。

ただし、業種・業態・店舗コンセプト・店舗イメージなどによっては、30%では全く成り立たないこともあります。 「原価」と「サービス力」のバランスが大切になってくるのです。

飲食店経理のコツ

預金の管理をしっかりやろう

あなたのお店では、現金の管理はどうされていますか? レジのお金と売上がなかなか合わない、合わせるだけで毎日何時間もかかる。 こんなお悩みをお持ちの経営者、店長の方は多いと思います。

また、現金の管理がずさんだったり、帳簿の残高と手元残高が合っていなかったりすると、税務調査で苦労します。 痛くない腹をさぐられることにもなりかねません。 こうならないために、普段からお金の流れを客観的に証明できるようにしておきたいものです。

経理のやり方をちょっとかえれば、解決できます。以下に、その方法をご提案します。

1.毎日開店前にはレジの中には釣り銭だけ入れておくようにし、余分なお金は銀行に預けておく。
銀行に行けないときは、金庫に保管。 仕入れのためのお金は、売上金や釣り銭とは別に管理するとわかりやすくなります。
2.現金売り上げは翌朝、全額銀行に入金する。

(原則、現金売上高=銀行預入額) 時間がなくて毎日銀行に行けない場合は、数日毎でも結構です。ただし、通帳には、営業日毎の売上金が記帳されるように分けて入金してください。

通帳に記帳された金額は後で訂正できませんので、数年後見たときに、レジシートの金額と通帳の入金額が一致していれば、一応、正しいだろうという推定が働きます。
3.仕入や経費は、レジのお金で精算しない。別途、小口現金を用意し、そこから支払うようにする。

「釣り銭間違い、仕入等の経費をレジから支払った・・・。」 色んな要素が合わさると、訳が分からなくなります。売上金と経費の支払い金は、面倒でも分けて管理しましょう。

※大口の仕入先には、仕入の都度現金で支払うのではなく、1か月分まとめて請求書を発行してもらい、振込みにしてもらえるよう交渉してください。
4.小口現金は、オーナーか信頼できる特定の従業員に管理させてください。残高のチェックは、毎日欠かさずして下さい(不正防止のため)。

レシートや領収書は、小口現金出納帳に貼って提出してもらってください。 (領収書が出なかった場合は、その理由を書いておくこと)

※現金過不足が高額になる場合は、原因を調べるようにしてください。 (経営への影響が大きくなるため。)

また、仕入以外の少額な経費は、一旦従業員に立替えておいてもらい、1か月毎に精算することにしても良いと思います。 小口現金出納帳は各自で作成し、出納帳兼請求書とし、提出期限を決め、給料と一緒に振込むと良いでしょう。 (振込手数料が節約できます)。領収書は出納帳の裏に貼って提出してもらってください。

事務作業はなるべく少なく済むように工夫し、利益を増やすことを考える時間を作ってください。 何より、オーナーの体が楽になりますよ。

上記のテクニックは自社で経理をある程度する方には効果的な方法です。 しかし、飲食業はアルバイトの比率が多く、経理を全て経営者の方がするのは結構な労力を使います。

松岡公認会計士事務所は必要な書類(領収書・レジシートなど)を1か月分を当所専用封筒に入れ、郵送していただくだけで 試算表作成や、今後の経営サポートをさせていただきます。

様々な経営スタイルに合った個別提案ができるのも松岡公認会計士事務所の特徴です。 是非、この機会にお問い合わせください。