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新年のご挨拶

2019/01/01

明けましておめでとうございます。

 

平成は今年の4月で終わります。

平成はどのような時代だったでしょうか。

1979年にジャパンアズナンバーワン出版され、その9年後の平成元年はバブル真っただ中でした。日本が、アメリカを超え世界最強の国になると信じていた人が多くいた時期です。

その頃、日本の企業は年功序列賃金で終身雇用でした。自分自身の成功は会社の成長にかかっていました。各社員は会社に忠誠心を同僚には強い連帯感を持っていました。そして会社のために全力で仕事をしていました。それは、自分自身のポストと給与の見返りを暗に期待してのことだと思います。モーレツ社員呼ばれる人たちが尊敬されて、過労死が美化されていた時期です。

ところがその数年後、バブルは崩壊しました。会社は成長しなくなり、忠誠心を持って仕事をしていた社員に上席のホストはなく、肩たたきが行われた時期です。この時期から会社に対する忠誠心は薄らぎ、過労死が問題となってきました。会社への貢献=自分への見返りとならなくなり、過労死した人も自分に見返りをくれる会社へ命を懸けて貢献した人とはならなくなったのが原因ではないかと思います。

社員はいい職場を求めて転職するようになりました。それは会社に忠誠心を持ってもその見返りがなくなったためです。その結果。各人は自分自身のために仕事をするようになり、平成31年現在、みんなが持っている感覚へと変化してきました。

現在の皆さんは平成元年当時の社員の人の感覚を信じられない、あり得ないと感じるでしょうが、平成元年に会社のために猛烈に仕事をしている当時の人たちにとっては現在の人たちの感覚は信じられない、あり得ないと思われると思います。

平成の時代に社員の感覚は完全に変わりました。これから先も変わり続けると思います。

そして今年は働き方改革初年度です。

将来、社員の人たちの心は社会状況の変化とともにどのように変わっていくのでしょうか。

平成の次の時代に、社員たちの心はどのように変化するのでしょうか。楽しみです。

 

今年もよろしくお願いします。