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2060年の日本はどうなっているのか?50年後の将来推計人口から見る衝撃の未来

2012/04/06

今回は、「国立社会保障・人口問題研究所」が発表した「日本の将来推計人口(平成24年1月推計)平成23(2011)年~平成72(2060)年」の一部を紹介します。

50年後の未来、日本はどのような道をたどっていくのでしょうか。

 

日本全体を巻き込む壮大なパラダイムシフト

 

現在、日本の総人口は1億2763万人。

ここから毎年人口は減少していきます。



20年後の平成42年に1億1662万人となり、平成60年には1億人を割って 9913万人に。平成72年には8674万人になるものと推計されており、50年でおよそ3割の人口が失われることになります。



人口が3分の2になるということは、単純に考えればあらゆる消費市場が3分の2になるということ。

ところが、この数字以上に経済は冷え込むだろうというのが大方の予想なのです。



なぜなら50年後の予測人口8674万人のうち、高齢者の比率が約4割になると推測されており、高齢者の経済効果は若者世代の3分の2。

消費活動は急速に縮小していくと言われています。



つまり、このまま少子高齢化が続けば現在の経営手法の多くが通じなくなっていくのは確実。

ここに至るどこかのタイミングで大きな経済的パラダイムシフトが起こるのは間違いありません。



「50年後なんて遠い未来のことなんて考えていられない」そうおっしゃる気持ちはよくわかります。

ですが、日本全体を巻き込む大変革が起こる原因はすでに現在進行中。



「今」を生き残るために「未来」に備える必要があるのではないでしょうか。